哲学者・数学者偉人列伝その4「リーナス・トーバルズ」

リーナス(Linus Benedict Torvalds)は天才である。フィンランド出身の現存する最高の伝説的コンピュータ技術者・プログラマ。アンドリュー・タネンバウムとの論争を経て、彼のMinixの思想を受け継ぎパーソナルコンピュータ用にこれの開発を進めた、Linuxの主任開発者。Linuxのカーネルは彼の設計によるものである。主著に「Just for Fun」(日本では風見潤の翻訳で知られる)。世界に影響力をもつプログラマとしてギークにとっては有名。

リーナスはヘルシンキ大学で修士号を取得しており、博士号を持っていない。技術屋およびその技術的思想家として世界中で称賛される天才そのものである。Timesの世界に影響力をもつ人物などに選出されたこともある。これは個人レベルのプログラマとしては異例中の異例のことである。日本ではジャーナリストの田原総一朗などが間接的に紹介しており、さまざまな技術的興味によって、日本でも脚光を浴びつつある。なお、本人は自身が神格化されたりすることは大変迷惑だと述べている。

Linuxの設計思想は共産主義的だともしばしばいわれる。本人は両親の共産主義的な発想がLinuxに注力されていることは認めている。リーナスは政治的世界にはあまり興味がない一方社会評論および最先端ソフトウエア技術の評論には一定の関心があるといわれている。例えば、社会評論の「リーナスの法則」では人間の欲求はマズロー的に発達し進化するといっている。それはフリーソフトウェア運動などと相まって現実化を帯びてきており、ものごとの発展は段階を経て最終的に「快楽」を求めるものとしている。

技術評論としては既存のOSの設計的あいまいさや、C++の設計思想・脇の甘さを指摘して、辛辣にこれを評論してきた。事実Linuxはサーバーサイドなどで大きなシェアを獲得しつつあり、その設計的な思想は効率が良く、多くの学生や技術者、特に研究者にとってはかなりの興味の対象となり、いわゆるOS論での研究ではLinuxが使われたり、その思想的末端であるさまざまなソフトウェア(Crygwin)などに多大な影響をもたらしている。さまざまな高名な計算機科学者と並べて、世界史の歴史に名を刻んだ異色の人物でもある。風の噂によると、(半分冗談交じりに言えば…)リーナスにあこがれてPGという道を誤った学生も多いらしい。

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