子供のための文化思想論説:哲学をやる意味ってないの?重いものは速く落ちる?

哲学者が哲学のことを批判することはたしかに多いです。その根拠となるものはやはり臨界点を超えられない(発展性がない)というものです。しばしばこれは哲学者自身もいい、その根拠もあります。ただし哲学をかじった身としては私は哲学ほど重要なものはないと思います。やはり哲学は人間の生活に多大な影響を与えているからです。それ以上の問題としてもちょっとかいつまんで話してみましょう。

哲学は万学の発祥でした。当時アリストテレス生きていた時代では実験によってなにかを為そうとする人はいませんでした。それは理論であり、根拠となる具体的実験例はありませんでした。だから重いものは速く落下するということをアリストテレスは言ったんですね。ですが、これは後世の人々によって否定されました。重いものも軽いものも同じ速度で落下するのです。これはニュートンの運動方程式でも実現されています。ではそれを復習してみましょう。ニュートン力学でもっとも重要な式はこれでした。

F=ma

Fは力、mは質量、aは加速度とされています。ここに重力の概念を導入すると落下式が求まります。

F=ma=mg

ここでgは重加速度を表します。地球の重力のことですね。すなわち….

a=g・・・(1)

ということが分かります。

ここで落下の方程式を確認しましょう。

a=dv/dt・・・(2)速度を時間で割ったものが加速度。

これを(1)に(2)を代入して反転させ積分します。

∫dv/dt=∫g

v=gt

ちなみにこれを積分すると位置が求まります。

∫dx/dt=∫gt

x=1/2 g (t^2)

これがいうなればガリレイの革命(帰納法=小さいものごとから一般理論を読み解く)でした。物体の落下速度はv=gtですから、質量とは関係ないわけです。つまりアリストテレスの演繹法=一般理論から個々のものごとを論じる、ということはこのケースでは間違っていたわけです。現代の科学は帰納法と演繹法の双方のコンビネーションで成り立っています。そのバランスが重要なわけです。

さて話が元に戻りましたが、やはり現代の理論は帰納法が大きいです。物理学では、実験物理学が主体ですし、演繹法のありかたは確実に多少は弱くなってきています。哲学はそのためにも犠牲になりました。ただ、ここで大きな大転換期に差し掛かっているのは間違いなさそうです。

皆さんは脳科学という学問や、あるいはニューロンの発火現象というものの解明、クオリアという概念をご存知でしょうか?さてヒントはそろいました。ニュートンが錬金術や神学にはまっていたりするということになんらかの着想を得る学識者は多いです。あとはみなさんが学問を切り開く番ですから、ここいらでこの話題はしめましょう。

marikoi

ここの主筆・共同管理人。ぶっちゃけ狂人。

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