子供のための文化思想論説:「国会図書館」ってなに?

みなさんは「国会図書館」という言葉を聞いたことがあると思います。みなさんの市にある市立図書館などの親玉的扱いですが、これは民間銀行と日本銀行(日銀)の関係とはまったく種を異にします。これについてちょっと考えてみましょう。

銀行の場合、全国にある民間銀行のマネーを統括できるのが日銀です。これは強い主従関係があります。では同じような国立的な立場にあり、それを統括する”国立”国会図書館はどうなんでしょうか?これはかなり面白いもので、銀行のような社会関係に強い経済を統べるような立場とは全く違うのです。同じ国が作った機関でもその役割が違えばまったく違った性質を持ちます。

納本制度という制度がこの国会図書館には関連法案として国会で通っています。実はこれは日本で刊行された公式書や記録媒体であればどれもがそれを国会図書館に納本しなければならないというルールがあります。これは近代国家として当然のことであって、どの先進国でもそれは同じです。どの先進国でも納本制度という制度はあって、記録が途絶えないようにきちんと議論できるように、後世に残していくという役割が国立の図書館にはあるんです。だからみなさんがここにいけば実は日本で刊行された漫画書籍も週刊少年ジャンプも見れるんです(本来は娯楽目的ではないですが…)。

まあ、同人誌とかはさすがに網羅できるわけではないです。こちらには明治大学に実は別に同人誌文化の図書館があります。よくよく考えてみると分かりますが、記録が途絶えたり、貴重な資料が途絶えたりしてしまうと、国の運営上困ったりすることがある。こういうことを考慮すると、国家議員などが資料作りなどに使用できる機能性が必須なんですね。そういうわけで、厳密にいえば、罰則は適用されていないのが事実ですが、かなりの割合でありとあらゆる資料がここで閲覧できるようになっている…というのが名目上あるのです。

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