子供のための文化思想論説:「死の商人」ってなに?

「死の商人」とは武器商人のことです。銃の闇売買とか取引にかかわった人物のことをいいます。ノーベルは爆発物を発明したけど、事実上の死の商人だった…、やはり爆発物は戦争に多く使われノーベル自身心を痛めました。そのために平和賞をはじめとする賞を作った。今でも欧米には軍需関連企業にノーベルの名が連なった企業は多く、悪名もとどろかせています。ほかにも死の商人は実は意外と多いです。

日本人でもいます。それがほかならぬ坂本龍馬です。彼は海援隊という会社を作って、幕府を倒し、朝廷を担ぐ近代国家の礎を日本で築いたといわれます。しかし海援隊というものは実はやっていたことは武器の輸出入です。だから莫大な富を構築して、龍馬らはとても栄えた。ここで朝廷を担ぎ出す実力も軍備も薩長につながったわけですが、龍馬の悪の側面も見捨ててはならない。それでもなお龍馬は天才で、日本の”目覚め”に大きな貢献をしましたね。これも認めなければならない。ただし、龍馬の暗殺の黒幕がいた、ということに実はこういうことを考えれば矛盾はないと思います。

今ではこの「死の商人」というものは国家の安全保障のための抑止力として武器として使われています。それがかの有名なアイゼンハワー(Dwight David Eisenhower)も指摘した、軍産複合体(Military-industrial complex)です。抑止力の建前上、武器のからみでいろいろと批判がある…。こういう題材はよく漫画や映画にも使われていて、浦沢直樹の「マスターキートン」でも登場します。武器の裏流しで儲けまくった人が間接的に多くの人命をあやめた事実はぬぐえません。

アメリカではこの傾向強く、例えば、日本の学者や技術者にもよく勧誘がアメリカ軍からきます。これの中心で批判が大きいのがDARPA(国防高等研究計画局)です。ここは民間とよく提携して、軍事技術を開発しています。これは民営化という概念の軍的な部分な面があります。ただし、DARPAは民間にも技術を開放していて、新しい軍産学複合体という概念になってきています。批判もありながら、どういう行方にこのコンプレクス=複合性が機能するのかについては我々が良く考えなければならない点です。

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