エンタメ評論:Netflix速報「チェルシー」大統領選を皮肉る

https://en.wikipedia.org/wiki/Chelsea_Handlerより引用

LGBTの熱心な擁護者であるチェルシー・ハンドラー(Chelsea Handler)が自身の企画看板番組である「チェルシー」において数か月後に迫ったアメリカ合衆国大統領選を皮肉っている。本当に重要なことはさしおいて、ヒラリーとトランプが”健康問題合戦”に躍起になっていることを痛烈にジョークで批判している。その表現手法は文化的でありかつ、とても苛酷で下劣である。

”チェルシー”によれば大統領選の争点がヒラリーとトランプのどうでもいい部外争点になっており、国を左右する重大な局面に米国がさしせまっているのに、それを論じない点がおかしいという。彼女は同番組内で、ゲイレズビアンやバイセクシャルのことを擁護して、これまでにもタブーとされる話題に積極的に切り込んできた。ここに来て時事問題を取り扱いながら、日本語で対応する言葉がないぐらいの米国語ファッキュースタピッドエイディオットとかそういう類の下劣な表現で世間をこき下ろしてきた。それはチェルシー・ハンドラー自身のことも含めてである。

「始めて自慰したのが11歳のころ」だとか番組内で堂々たるメンツとマスターベーションについて語り合ったり、突拍子もない企画を頻繁に行う、アメリカ流の下劣低俗番組とも評されることが多いが、やはり私もまた、このチェルシーのスタンスにはあまり賛同できない。が、ある種芸術的に、タブーをもってして番組を企画する彼女は世間の話題をかっさらい、Netflixの看板番組のうちのひとつになっているのも事実。週に何回も有名人がスタジオを訪れることでも有名であって、ここで特集を組んだ、アビゲイル・ブレスリン(Abigail Breslin)やエレン・ペイジ(Ellen Page)との話題はあちらの大陸では有名中の有名らしい。

確かに世俗的に言って子供に見せられる番組ではないが、英語表現を低級に学ぶことはできるし、企画そのものも下劣な一方で芸術表現ともとれることもある。私が感心したのはブランジェリーナ(Brangelina)という造語である。ブラッド・ピット(Brad Pitt)とアンジェリーナ・ジョリー(Angelina Jolie)の離婚問題などにも触れていて、通俗的文化としては限定的に大人が子供に見られんよう程度に視聴するぐらいの、”人気”番組であることは認めざるをえない。ついでに言っておくと、当の下ネタお得意なチェルシー・ハンドラーはTime誌の影響力のある100人に選ばれたこともある。

見たくないのについ見てしまうお笑い番組である。

marikoi

ここの主筆・共同管理人。ぶっちゃけ狂人。

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