子供のための文化思想論説:ABC放送局の真実とホフストラ大学での米大統領選挙のテレビ討論会

ニューヨークの名門私大、ホフストラ大学で米国大統領選挙のテレビ討論会第一回目が行われました。どの放送局の会社もクリントン優勢と伝えていますが、それは決定的ではないと結論付けている局が多いそうです。アメリカではPBSという弱めの放送局が公共放送としてあるだけで、主要な公共放送局はありません。ですが、各メディアの中でも屈指の力をもつのはやはりABCでしょう。ABCは結果から言って、今回は拮抗していると伝えているようです。

このABCというのはどこの所属・所轄なのかご存知の方は少ないと思います。これは実はディズニーエンターテインメントグループの傘下の放送局なんです。信じられないでしょうが、事実です。アメリカでは放送局がこういうように娯楽業界に準じているというような構図は日常茶飯事だそうです。わかりにくい方にあえて言いましょう。あのディズニーランドを運営するディズニーグループが実はABCを支配しているわけです。―「ネズミが世界を変える」日本でいうなればSEGAの某音速ハリネズミが放送局一個もってるようなもんかもしれません。

こういったエンターテインメントホールディングスのような巨大な会社が放送局を持っているというのはにわかに信じがたいことです。しかしながら、アメリカにおけるミッキーマウスの力は絶大で、単純にエンターテインメントだけの会社だということはまったくもって勘違いなわけです。それだけアメリカではアニメーションから始まっただけのディズニーグループがとてつもなく大きな力を持っています。あなたが浦安の東京ディズニーランドにいっているということは実はABCと間接的なつながりがあるのです。

そもそも創業者のウォルド・ディズニーはどうやら社会問題にはなみなみならない関心があったらしく、差別的な発言もあったらしいです。そのほかにも著作に強く影響力を持ち、著作保護期間の長期化や商標登録のからみでいくつもの政治活動を行うことでも有名です。あなたがディズニーランドにいくということはこういう意味で実は政治的な意味合いがあるわけです。

テレビ討論会は公開式で行われて、それを中継する放送局がいくつもあるという環境でなされます。これには陣営のバックアップの要素が極めてでかいです。アメリカでは選挙も外交も政策の最先端の科学が使われています。日本とはまったく印象操作の面でも政治的問題の面でも価値観が違うんですね。最先端の心理学者のひととかが買収されて選挙に活用されますから、本当に科学的に選挙を分析し分析しまくったうえで戦略を立てるそうとう綿密なところがあります。そういう意味でシビアな選挙戦であり、互いの腹のさぐりあいからリークまで相手のネガティブキャンペーンのCMまでなんでもありなんです。これについてはハマコーが生前言っていましたね。

とにもかくにも、日本とは選挙のレベルもその裏もまったく違う次元なんですね。

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