連載たまにはゲームでも:バンカズ後継作「Yooka-Laylee」

結論から言ってこの作品は必ずすごいものになる。Rareの精神を受け継ぐTeam17がUnity技術で作るゲームがこの「Yooka-Laylee」である。タイトルは主人公のヨーカ(Yooka)とレイリー(Laylee)からきている。システムは「バンジョーとカズーイの大冒険」を当然のように基盤としていて、変身システムやプロペラ飛翔に代表されるようにその正当な後継作といいきっていいだろう。トレイラーはE3の時点のものだが、Rareが関連する作品にはイノベーションがあって、そのどれもが珠玉の作品だけに期待は高まる一方である。―「駄作がひとつもないのだ。」

開発者たちは、ドンキーコングやマリオの影響が強いことを認めておりながら、それでいて独自色は決して色あせていない。残念ながら、今はクローンゲームの時代になっているが、それに一喝してくれる期待作…。特殊能力をいくつも駆使しながら、ボス戦も含めてステージをいくつもクリアしていくタイプのゲームで、その多彩さと創造性には驚きを禁じ得ない。そもそもバンカズの最新作としてこれが作られたわけではないが(どうやら開発に至るまではかなりの交渉のような時間があって、その開始時期が実質2012年だからリリースの来年Q1までの五年越しの大プロジェクトとなっている)、それでも精神的なサクセッサーとしての位置づけである。

オンライン対応もされてCo-opができるだとかスタンスも開放的でオープンワールドを自称している本作。OWが多くの矛盾を抱えて、PSの「No man’s sky」とかいまいちすぎる”ヒット作”が高いスコアに対して、ユーザレビューが最悪なのは、とうとう納得がいく時代になった。稲船が語るように確固たるコンセプトやデザインの一貫性がシステム中枢にまで影響しない作品は絶対に辛口で目の肥えたゲーマーにはとてもではないが受けない時代になった。YookaとLayleeと共にして、彼らのファンタジーの世界の謎を解いていこう。彼らもとい二匹の冒険はきっと我々をつまらん退屈なゲームから解放して、勇気づけてくれることだろう。ローカライズされるかは心配だが、まあ大丈夫だろうと肝を据えておくとするか…。

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