連載たまにはゲームでも:オキュラス開発者パーマー・ラッキー(Palmer Luckey)から考えるゲーム産業の問題点

渦中のラッキーが、ついに噂の類話を認めた。彼がトランプの支援団体と手を組んでいたのはどうやら事実らしい。4亀の奥谷が詳細を伝えている(http://www.4gamer.net/games/036/G003691/20160930124/)が、これはおそらくほぼ事実だ。そもそもラッキーの付き合い人たちは差別的な発言が多いらしく、私の友人もけっこうこきおろしていた。友人は若干20中盤で成金になった典型的なプライドだけの堕落者としてラッキーのことを見ていたらしく、FBがオキュラスにかかわり始めた時点でもうこのVRには見限りをつけたといっていた。私も同意見だ。スコルピオでもオキュラスは主導権を握れないだろう。問題企業のFBになんらかのポテンシャルを感じたと思ったらそれは大間違いだ。このあたりからオキュラスの軌道もおかしくなり始める。

ラッキーは幼いころから、電子機器で遊んだり工作をするのが得意だったらしく、技術は自前で学んだのだろう。どうやらテスラコイルやレーザー技術を独学で小さいころから学んだらしい。この分野の先駆者であることは認めるが、今回の政治的失態でマイナスイメージはぬぐえない。差別主義者であり、過激な発言で人種の制限を提唱するトランプの支持者であったことを認めた今、ラッキーに逃げ手はない。ゲハではこの話題が持ちきりで、ゲーム産業が直接政治的団体に接するなど、かなり危険性が高いVRといえるだろう。ここまでくるとキックスターターも”騙された”あるいは”政治利用された”といってもおかしくはないだろう。

アメリカではゲームのプロプレイヤーが軍事企業や軍需産業や軍隊そのものにまでリクルートされるという異常事態が起きており、ゲームが政治的利用にされる恐れが強まっている。それよか実際の軍隊に入るゲーマーも多く、私の所属する学校の客員講師もまた同じことをいっていた。ポケモンGoでさえ、問題となるポテンシャルがあり、ゲーマーは騙されているのに気づいていない。逆をいえばそれに倫理的価値観をもって気づかなければならないのだ。

彼の関連人物もまた差別的発言を繰り返しており、ツイッターで(奥谷も記事でいうように)それらが確認されている。市場はSteamが支援する台湾メーカHTCのViveに移行しつつあり、こちらがVR主導権を握るといわれている。「VRの父」は終わったとまでは言わないが、その偉大な役割に汚い泥を塗ったのは間違いないだろう。カーマックでさえ、いまだにアドバイザーを務めているが、彼の偉大すぎる業績にふさわしくない。カーマックははやくオキュラスのあらゆる関連企業から、CTOの完全辞任も含めて検討し、”リバタリアニズムを標榜するゴッドファザー”から手を引くべきだ。

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