これならわかる国際政治:いまさら紐解く「韓流ブーム」とは何か?

今「JSA」を見ているのですが、かなり面白い。「馬医」といい韓国の文化はすごい面があると思うし、彼らなりの創造性もある。池田が言うことを平沢優が認める(http://www2.biglobe.ne.jp/~oni_page/other/hih/kor001.html)ように、韓国は基本は中華圏内であってそれ以上のプレゼンスを有効に作用させるスイッチを持たない。そこを池田はついて、韓国ほど日本に依存している国はないという結論を平沢と同様に導き出します。具体的に言えば、平沢の指摘は、「経済の日本依存」です。国家賠償を金銭賠償でなく有物賠償にした。そして、もちろんこれは韓国の文化が悪いとか駄目だとか遅れているということとの原因として直結することではないのです。

そこから発進して池田はこのエントリ(http://agora-web.jp/archives/1646624.html)内で矛盾(経済力⇒文化力の大元)を述べているけど、しっかりと言い切っている。たしかに紙屋高雪が認めるように、池田は矛盾していますけど、それでも十分思想的には面白いんですよ。そもそも人文系の学者が矛盾なくすべての論理を突き詰められるかというと無理ですし。池田はこう続けます。これは文化人類学とか優生学とかそういう枠を超えた、ある種の合理的な感情ですから矛盾は受容できる範囲内にある。池田がカンカンになって韓国についてああだこうだいうのも納得できます。

ソウルに40年以上住んでいる黒田勝弘氏もいうように、韓国での日本のプレゼンスは非常に大きい。人々は日本の文化が好きなのだ。どこの国でもそうだが、文化的優位は経済的優位の関数である。日本人がアメリカ文化をまねるのは、アメリカが金持ちだからで、文化そのものに優劣はない。

みなさんも知っているように、ヒルトン姉妹とかオルセン姉妹とかが日本の雑誌に乗ったり、アメリカの芸能人に憧れを抱いたりするってのはこういう論理からいえば、自然なことなわけです。これは感情を思想的に解釈したわけであって、前述の平沢の「韓国無創造論」とは相容れませんが、矛盾はあっていい。そういう文化に抱いた感動を合理的に学術の道理にすることがあってもいいと、私は池田のエントリに個人的には感動を覚えたわけです。むしろ悪いのはそういう複雑な事情を考えずに言い切ってしまう池上です。

韓国でもいま理研BSIに基づいて研究を進めていますが、KBRIの小島哲先生も認める(http://d.hatena.ne.jp/skojima/20140413/1397449231)ように韓国の実地的な部分で、韓国国民が日本および日本人のことを「大嫌いです」なんていうのはごくごく少数のイデオロギー的な政策の影響にあるということでしょう。

marikoi

ここの主筆・共同管理人。ぶっちゃけ狂人。

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