ロックマンSS―「アイリス、我はロボット」

アイリスはロボット。アイリスはカーネルの妹。カーネルの心境を取り込む決意をしたのは幼少のころから変わってしまった私自身の問題。アイリスは在りし日のころを思い出す。みなと仲良く遊び、すべてを受入れ、感受性のあるがままに感情を表現できたころに思いをはせる。あのころはカーネルもゼロも仲が良かった。

アイリスはロボット。有意義だった”イレギュラーなきレプリロイドだけの平和な社会”がそこにはあった。ただただ空へとつながるような平原を、人造物である私たちはその創造主だった人間たちと一緒に遊び、永遠の青春を謳歌するはずだった。毎日割り当てられた、十分充実したオペレータの仕事をしながら。だがどこかで時計の針が狂ったのだ。

アイリスはロボット。ゼロのことが大好き。ロックマンは伝説のレプリロイドなんていわれずに平和に過ごすはずだった。私たちは単純に人間の”レプリカ”、ゆえに人間と限りなく同等で、しかも彼らと平和を享受しそれを楽しんで、苦しみのない世界にいれたはず。それが永遠に続くと思っていた。カーネルの死はそれを一変させた。優しかった兄のまなざしは遠い昔のこと。

今、我はロボット。原則なき世界、それが必要とすらされなかった平和な世のありかた。世界はひとつになる…所有も、宗教もまた私たちレプリロイドにはないから。それが理想だったはず。今、私は復讐を忘れ、ゼロのまなざしを一身に受けていた。我はロボット。私はただただゼロにありったけの哀哀と悲愛でコールする。

―「我はロボット、今、我はロボット・・・」

このSSおよびキャラクターの描画はカプコン社の二次創作ガイドライン(http://www.capcom.co.jp/support/faq/others_website_037151.html)に沿って制作されたものであり、ロックマンおよびその登場キャラクターはカプコン社の著作物です。(C)CAPCOM

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