特集記事:トランプ=ペンスの米国右傾化は本当か?—マイケル・フリンとケリー・アヨッテ起用の方針へ

「ケリー・アヨッテ、女性初の国防長官になるか?」https://ballotpedia.org/Kelly_Ayotteより引用

これは本当に深刻な問題ですが、トランプ=ペンスルートが本当に国を右傾化させるのではないかという危機感は私にもあります。例えば、彼の軍事顧問(マイケル・フリン元中将:イラク戦争従軍したほんまの右翼)を事実上のアメリカ安全保障政策に起用するなどかなりその先行きが見通せない状況になってきました。安倍首相はトランプを「信頼できると確信した」といいますが、これでは本当に安保がわからない。というのも理由はフリンにあります。

読売が伝えるようにフリンはトランプと極めて近い、”純血”です。だから日本の安全保障も日本が相応の負担をすべきというトランプの主張がこのままフリンと通るとまずいことになる。フリンはトランプの主張を多く認めていて、経済政策やTPP問題とは違う毛色の政治家です。そもそもこのかたは軍人経験あれども、Ballotpediaでさえほとんど情報が無きに等しく、トランプ流のハイブリッド政策(選挙中だけでの虚言癖でそれを覆す現実路線+主張があまり変わらない安全保障面での右傾化のこと)をとるつもりなのではという懸念はあります。

このままフリンが安全保障のアドバイザー以上の存在になるとその傾向は強くなり、自民としても日本としても全体的に安保が弱まり、中国の強みが出てきてしまう。日本ははやいところロシアと接近して、四島返還を待たずして(努力事項にして…)、日ロ平和条約のホットラインをつなぐべきだと思います。E・トッドがいうようにロシアは地政学的にも政治的にも重要なパートナーであり、安倍が言っているような多面外交というものがアメリカの衰退にともなってなんらかの圧力が内部からかかっているでしょう。

さらにはけっこう右派で、いわゆる「ガラスの天井」効果もあって、ケリー・アヨッテというこれまた異色の経歴の女性を国防長官に任命するといううわさもあります。これは本当に大丈夫なのだろうか?私の関心は経済政策や国内の政策よりも、外交安全保障問題で米国がやばい状況になるのではと思えてなりません。おそらくトランプ陣営のコア層なんかは今回のいわゆるサプライズ起用には理解を示していて、このぐらいの事態は見抜いていたとは思いますが、我ら一般市民にとってはかなりそのハイブリッド路線には驚かされるものがある。

橋下は頭がいいのでサプライズ実行力をトランプに期待しての支持だったのかもしれないが、これはマジで歴史の変わり目にいるのでは?そういう感触です。とにもかくにもこれ以上アメリカの権威失墜がないことを祈るばかりです。なんだかんだいって日本は核なんかもてるわけないし、テレビタックルでも言ってたけどアメリカが国内に持ち込んでないわけないし、彼らの軍事力が世界に安定的に貢献しているのも事実。トッドのいうようなアメリカの再編があるのかということでもこのあたりは極めて情勢先行きが見通せなくなっているのはまぎれもない事実でしょう。しかしながら、それは日本と(というより日本にとっても)一蓮托生の綱渡りでもあるわけです。

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