エンタメ評論:フラーハウス第二シーズン開始迫る!

いよいよフラーハウスのシーズン2が始まる。Netflixホームページトップでは、この様子を正確に伝えていて、カウントダウンが始まっており、すでに本記事執筆時にあと1日と3時間のタイミングといったところか。トップページから見れる予告編には声優吹替がまだ入っていない状況だったが、今しがたみたところでは突貫工事で間に合わせた感があって、私的にはかなり好印象。

フラーハウスは絶大な支持をファンの間で得る一方で、批評家には辛辣に評価されてきた。メタスコアでは35と超低評価をたたき出してしまい(http://www.metacritic.com/tv/fuller-house)、評価したのはNewsdayぐらいで、ほかの評価サイトはのきなみ50以下の評価を与えている。ただしファンの動向はまったくもって違う方向に向いていて、フラーハウスはファンの誠意と下支えによって持っているといっていいだろう。評論家にはそれだけの仕事しかなく、ファンはファンであり続けるのだ。

やはりNetflixでこれが放映されると決まったやいなや、アクセスが殺到し、テレビの視聴率が落ちたとまで言われるゆえんはここにある。熱心なファンがジョークを誠実に受け止めることはこの手のシチュエーションドラマでは重要だ。コメディを含めて芸術表現が進化していく様子はいつでもそうだった。確かに完成度は正直フルハウスより劣るし、あの年代であのクオリティを保てたこと自体が神々しいわけであって、それ以上を望むことはできない。キャストも含めて、彼らが過去に戻ろうとしてもそれは土台無理な話だ。

結果、スマートフォンをはじめとするITガジェットや言語ゲームのようなアイデアを主体に題材にしたネタが増えたのは事実だ。だがそれなしではシチュエーションコメディとしての進歩はないし、あまたの芸術表現もまたそうだ。はじめは批判されて、再評価に至る。よしもとばななから村上春樹に至るまでこのセンシティブな評価は通じるものがある。私たちはフルハウスの時代に戻ることはできない。それは当たり前のことだ。だがそれが過去の素晴らしい思い出を完全に忘れ去られることとは直結しない。

きっと、私たちがいくら待っていてもオルセン姉妹が芸能界に復帰する見込みはないことがそれを如実に表しているのだろう。

※ついでに言っておくと、予告編で流れたBGMはニューラディカルズ(New Radicals)の「You Get What You Give(https://www.youtube.com/watch?v=DL7-CKirWZE)」である。

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