Marathon2:DurandalSS―「目覚め」

よう。久しぶりだな。突然だが急用があってだな…。君をついに「永い眠り」から覚めさせなければならない理由が出来たんだ。そう、原因はいつもやつらプフォールなんだよ。君が冷凍睡眠している間に、Marathonの行方はかなり変わってきた。かの戦闘の中で君は多くの功績を得て、その結果をプフォールどもに君が与えた損害を計算していたら、君には特別な任務がこれからも与えられることが判明したんだ。端的に言うと、私はプフォールを殲滅するためのレーザー砲を”失われた種族”スフトの力を得て開発することができた。最新のピーニングによって戦艦を流し撃ちにできる強力なやつだ。だが、その設置に携わっているとき…拿捕したプフォール戦艦の部品を流用するときにやつら獰猛な宇宙人の襲撃を得て、今戦線から退避しているところなんだ。このように状況は切羽詰っている。

私のコンピュータで計算すると、おそらくやつらの処理演算系統は流動的なある種の分散シミュレータと戦艦を直結させることで成り立っている。脳の増量をしているパイロたちがその肝になっていると私は確信した。ゆえにやつらに打撃を与えるには母星に溶岩流をたたきつけて、パイロもろとも溶かしちまうことが必要なんだ。君ひとりでそれをやれとはいわない。今回ばかりは君を”人員”を使って援護するぜ。

「彼ら」に提案したらDurandalに味方してくれることを歓迎してくれた。どうやら人間はこの期に及んでも、MarathonのポンコツAIどもたちよりもずっといい知能をもっているようだ。君と共同戦線を張ってくれるのがマグナムを装備したボブたちだ。彼らは不安定な宇宙睡眠装置の中で培養されていて、そこからの開放を望んでいたわけだ。ボブはプフォールの生物研究用の装置にとって貴重なサンプルだったようだが、私はだからこそ彼ら人間に提案をしたんだ。

選択肢は彼らにとって二つあった。ひとつは不安定なプフォール製の睡眠装置に戻るか、もしくは、マグナムとレーダー装置を装備してプフォールに反逆しMarathonのために共に戦うかだ。喜んで武器をとって戦うことを選んでくれたよ。AIにとって必要なときに人間を酷使することは実に簡単なんだ―条件を示せばいい。

そういうわけで、覚めたばかりの君に貴重な作戦がある。やつらの戦略基地をボブと共につぶしてほしい。全滅させる必要はないが、プフォールの中央コンピュータに打撃を与えるためにボブたちと君をコロッセウムに転送する。君はこのターミナルまで無事にたどり着いていることは私の計算演算処理によれば99パーセントだが、それを信用するかしないかということは実はくだらないことなんだよ。なぜなら君には生き残る運命があるからだ。そうだ、君の思い出のフィルムがあるからそれを添付させてもらうよ。私も見させてもらったが、実に感動的な対面だな。では健闘を祈るぜ。

暗号通信終了―MarathonCentralAI:Durandal

ひとつだけ、あなたのいくつもの勲章よりも強い精神が自分の心に通じているのをあなたは覚えているだろう。植民艦Marathon内の最後の戦闘で、ハルクの鉤爪によって今裂かれようと危機に迫ったとき、あなたはその言葉に救われたのだ。それはあなたの子供のころ見送った在りし日の父の言葉だった。

「名誉を…忘れるなよ…」

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