サルでもわかるゲームレビュー:【TPS】「Gears of War 4」【最高峰】

プロサーキットも開かれて、日本語情報も公開されている以上、文句を言う必要はないというのが持論だ。まぎれもなくGoW4はTPSのみならず、競技性あるe-Sports世界での代表格といっていいだろう。それほどまでにThe Coalitionの作る新三部作のしょっぱなは歴史に残る超傑作だ。確かに固定的でシステムがアサクリのようにマンネリ化しているという批判もわからないわけではない。ストーリーラインをサポートする、あるいは白熱の対戦プレイをサポートするGoW伝統のシステムは、固定的な武器概念に縛られ、また特殊武器の限定的な導入に縛られ、あるいはギミックの部分的な新規性に縛られている。方向キーで武器を四種から選択し、正確なAimと立ち回りが頼みの綱にすぎない・シリーズ通じての発展性がないというのもわかる点だ。だが、それをGoWから奪い取ったらGoWではなくなるのだ。このゲームはやはりTPSとして完成形なので、これ以上進化しようもなければ、無論退化する必要もない。

このゲームのマルチは五割はナッシャーショットガンの使い方に尽きる。ほかのFPSのように武器セレクトをもっとカスタマイズしてくれってのは素人レベルの意見であり、MSも開発元のThe Coalitionもそんなことはとっくのとうにわかっている。繰り返すが、GoWはTPSのみならず、マルチ対戦系のゲームとしての完全形なのだ。その証拠にWin10との連携もできて、マウス勢とパッド勢でほとんど実力差がない。操作系統を乗り越える完成度がここにはある。パッドでもマウスに勝てるポテンシャルがあるどころか、それはより対等なスキルに基づいた、巧妙な設計性によって裏付けられる。マルチについては改善の余地はない素晴らしい出来であり、このあたりがわかっていれば文句は出ないはず。やはり、安定の面白さだ。じゃちょっと肝心のシングルのストーリーを追っていこうか。

シングルは新サーガとして描かれる新章。過去のマーカスの時代の三部作ではなく、マーカスの息子JDフェニックスの世代でなにがおこるのかということを徹底して描くので、過去作に縛られないで楽しめる。自然災害や巨大ロボットの描画があるだけで、基本システムは変わっていない。敵やキャラの描き方が多様になった感触はあるが、残すべきところは残している伝統性がある。過去の戦争から解放された人類だが、その平和に忍び寄る敵はまだいたのだ。世界を内部管理する統治局との駆け引きを経て、同僚ケイトの母親が突然怪物に拉致される。それを解放しようとするJDらだが…。彼らに待ち受ける試練とテーマはシリーズを通じて描かれる「生と死、そして別れ」である。

ストーリーはこれだけであって、なにも新しいことをやっているわけでも何でもない。新サーガとして描かれる予定の後部二部は後々のこと。これほどまでに安定してキャラクターを描けるのは逆にこのポモ時代のゲームでは珍しいこと…。また中途半端という批判もあるけどこれもありえない。このシリーズは新三部作であるからして、その初作であるこれがこういう位置づけなのは自然だ。むしろ批判できる点があるとすれば、メカとの機械的な戦いを序盤多くこなさねばならないということ。だが、それを乗り切れば、ボス戦など限られたギミックの中での最高のエンターテインメントをしっかりと堪能できる。

例のごとくZ指定だが、はっきりいって残虐性は大したことない。部位欠損はあるがけっこうコミカルだし、刺激があるとは思えない。吹き替えもないけれども、それも許容範囲である。字幕はついているし批判するほどでもない雰囲気だ。それよりも気になるのはDLCの取り扱いなのだが…。まぁ、MSが善処してくれるだろう。シリーズ通じてすべて完成しており、批判の穴はほぼほぼない。完成度高く、シングルマルチいずれも楽しめる最高の娯楽のうちのひとつだ。気になるのはプロサーキットのレギュレーションぐらいではないか?

間違いなく五月星「買い」のタイトルだ。

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