生徒会探偵キリカSS―白樹台生徒会室の「地獄」とその本当

聖橋は思出す。白樹台の門を初めてくぐった日のこと。
聖橋は思出す。孤徹や美園に生徒会に勧誘された日のこと。
聖橋は思出す。生徒会の会計係と「探偵」役を引き受けた日のこと。
聖橋は思出す。初めてひかげと出会った日のこと。

聖場はいままでの人生を振り返って…総じて思う。
すべては弧徹の指図だったこと…彼女の計算高い戦略のうちにすべてが仕込まれていたこと。
弧徹がいなければ…彼女がいなければと思ったこともあった。たびたびあった。
だが弧徹がいなければ誰とも出会えなかったと今では確信している。
会計係も「探偵」役を引き受けたのも弧徹の計算高い頭脳がため。
マキャベリズム?弧徹がそうだって?確かにそう。

だけれども弧徹は「絆」を作ってくれた。仲間が、友人が、弧徹がためにいる。
白樹台の生徒会室には三つのパターンがあるって話きいたことある?
美園がいれば最高、キリカがいたら無難、だが弧徹”だけ”がいるときは「地獄」だって。

でも今はそう思えない…弧徹がいればきっと白樹台は大丈夫。
弧徹がいれば…絶対白樹台は大丈夫な「学校」でいられるって。

おだやかな微笑と共に、聖橋キリカは生徒会の腕章を手にとって、今日も白樹台の生徒会室に向かう。

marikoi

ここの主筆・共同管理人。ぶっちゃけ狂人。

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